「画像の問題により検索結果からAmazonの出品情報が削除されました」
こんなタイトルのメールがAmazonからベンダーセントラルに送られてきました。
ベンダーセントラルはAmazonに商品を卸す業者が使用するシステムで、
私はセラーセントラルと合わせて使っています。
ベンダーセントラルに登録している人はそう多くないでしょうから、
今回の「画像の問題により検索結果からAmazonの出品情報が削除されました」を
見ていない人もいるでしょう。
一般のセラーに送信する前のテスト的な意味合いがあるのかわかりませんが、
幸運なことに私のところにいち早く情報が来ましたので共有したいと思います。
今回は「画像の問題により検索結果からAmazonの出品情報が削除されました」
について解説します。
メールが送られてきた方、そしてまだ見たことがない方も是非ご一読ください。
■強化された画像ポリシーに違反した
先ほども解説しましたが、これは一般的な出品用のセラーセントラルではなく
卸業者向けのベンダーセントラルのメールボックスに送られてきた内容です。
そのため、まだ一般のセラーには届いていないかもしれませんが、
いずれ一般のセラーにも必ず波及する内容です…
と思って書いていたら一般セラーにも適応されつつあります。
実際に私の出品商品のいくつかも画像が消され
検索対象外になっていました。(文字などが入っていなくても、です。)
このメールの内容を細かく読んでいくと、
「過去7日以内に出品画像の要件を満たしていない商品画像が削除され
検索結果にも表示されなくしたものがあります。」とのこと。
これは別のコラムでも書かせていただきましたが、
2020年9月より改定された「背景画像に関する規約ルール変更」に基づく処置です。
⇒ https://umedajun.com/?p=4511
今回のメールはベンダーセントラル全体に送られたメールで、
私含む特定のセラーを狙い撃ちしたものでは無さそうです。
つまり「Amazonで画像ポリシー違反の画像を全体的にチェックして、
違反しているものには対処したよ」という報告の意味が強いメールでしょう。
そして実際今回の処置は行われたようで、私の出品している商品の一部、
ポリシー違反だったと思われる商品のメイン画像が突如消えるという現象が起きました。
おそらくこれがAmazonの言う「ポリシー違反の商品画像が削除され
検索結果にも表示されなくしたものがあります」だと思われます。
私としては可能な限りポリシー違反にならないよう
十分に注意していたつもりだったのですが、
しっかりと間違いをチェックされ、削除されてしまいました。
■Amazonのポリシーは必ず遵守する
今回は事前の見せしめと言うか、大々的な作戦の前の警告のようなものかと思います。
その証拠に、ポリシー違反の画像がすべて差し変わっていたら
きっとSNSでも大騒ぎになっているはずですが現在の所そこまで大騒ぎが見られません。
全体の統計はわかりませんが、状況を見る限り
今回削除された商品はそう多くないのかもしれません。
私の商品も削除されたのは全体のごく一部で、
全部のポリシー違反(と思われる)画像が消されたわけではありませんでした。
これを「たまたま見逃された」と考えるか、
「Amazonからの警告」と考えるかは人によって違うでしょう。
私はこれをAmazonからの警告ととらえ、
現在出品している商品についてしっかりとポリシーチェックをすることにしました。
Amazonを利用している以上、ポリシーを守るのは当然ですし、
何よりAmazonが本格的に取り締まった際、
アカウントが凍結されてしまう事態を避けたいからです。
Amazon歴の浅い方に忠告しておきますが、
Amazonは規約違反に対し非常に厳しく、違反者に対しては
ある日突然容赦なくアカウント削除しますので、規約は遵守してください。
万が一アカウント凍結(削除)されたら復帰はまず不可能です。
ということで、まずは直近の最優先事項、商品画像ポリシーの確認です。
https://sellercentral.amazon.co.uk/gp/help/external/G1881?language=ja_JP&ref=efph_G1881_cont_521
かなり難しく書いてありますが、必ず1つ1つチェックして完全に理解しましょう。
「ちょっとくらい規約からはみ出してもいいよな」
「多分こうだろう」という解釈は一切NGです。
先ほども言いましたが、Amazonは規約違反に異常に厳しく、
1%でも規約からはみ出した場合「違反は違反だから」で
容赦なくペナルティを与えてきます。
もし画像ポリシー違反を複数回繰り返して
ロックがかかってしまうと修正が本当に大変です。
差し替えればいいという問題ではなく、
テクニカルサポートセンターに連絡して修正画像のOKが出るまで画像を変えられない、
という事態になってしまいます。
指摘されてロックがかかる前なら自分の意志で簡単に直せますので、
すべての商品に対して必ずチェックと修正をしておきましょう。
■画像ポリシーを守ると画像が盗用される!?
Amazonやネット通販において画像はお客様の購入基準になる一番重要な要素です。
そのため、各セラーは1枚目の写真の写りや商品の見せ方を工夫しています。
商品を綺麗に見せるのはもちろん、画像を盗用されないように
メイン画像にオリジナルの透かしを入れている方もいました。
ですが、新しいポリシーでは白抜き背景のみで、
文字、ロゴ、透かし等を入れるとポリシー違反になってしまいます。
つまりポリシーを守って画像を撮影すると
全員同じような画像になり、画像が盗用される可能性があります。
これに関してはAmazon側で何かしらの対策をしてほしい所ですが、
現状おそらく難しいでしょう。
新しい画像ポリシーの下では画像は盗用されるもの、
と思っておいたほうが良いですね。
きちんと自分で写真を撮って、白背景の加工をしているセラーとしては
納得いきませんが、アマゾンの仕様ですので仕方がありません。
Amazonというプラットフォームを利用させていただいている以上、
どんなに理不尽でもポリシーは守るしかありません。
・画像ポリシーが変わった
・新しいポリシーにすると画像が盗用されやすい
今回の趣旨はこの2点です。
いずれにしてもAmazonのポリシーを守らない場合、
様々な不利益が発生しますので、
今回のポリシー変更を機に自分の出品画像などを見直しましょう。
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