Amazonで物販を行っている皆さん、「Amazonからのニュースレター」に必ず目を通しているでしょうか?
Amazonからのニュースレターは主に出品者に向けて送信されているもので、規約変更や仕様の変更といった非常に重要なことが書かれていることが多いです。
楽天やヤフーで買い物をしたときにショップから送られてくる購入者向けのメルマガとは全く性質の異なるもので、必ず目を通すことをおすすめします。
ニュースレターに目を通さず、アマゾンで重要なポリシー変更がされているのを知らずに出品を続けていると、規約違反でペナルティを受けてしまうかもしれません。
今回はそんなニュースレターで先日送信された重要な変更点の一つ、「商品画像のポリシー基準」について解説します。
■Amazonのニュースレターは絶対に開いて内容を確認する事
Amazonから定期的に届くニュースレター、単なるメルマガだと思ってろくに読まずにスルーしていませんか?
Amazonのニュースレターは出品者向けに送信されているものなので、出品者にとって重要なことが必ず書かれています。
販売に関する規約変更や仕様変更、仕入れに影響する情報といった、Amazon販売を続けていくうえで必ず知っておかないといけない情報ばかりです。
もちろん中には自分のビジネス、例えば中国輸入には関係ない、といったものもあるでしょう。
ですが現時点で関係ないとしても、アマゾンに関する規約や情報には常にアンテナを張っておかなくてはいけません。
小さな規約でも5~6回変更されれば大幅な変更になります。
その時、こまめに情報を確認していない人は浦島太郎状態になってしまうでしょう。
しかもニュースレターは本来ならこちらが調べなくてはいけないことを、丁寧にAmazon側から送信してくれているのです。
現時点で直接関係あるかどうかはさておき、セラーにとって非常に重要な情報しか載っていませんので必ず目を通してください。
■今回始まった「商品画像の基準ポリシー」とは?
そんなニュースレターから先日送信された重要な情報の一つが今回解説する「商品画像のポリシー基準」です。
まずは下記のURLから内容を確認してみてください。(※セラーセントラルへのログインが必要です。)
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/headlines.html?id=2522018842655370054&ref=nslp_all_6_2522018842655370054_ttl&slnsl_eml_4_GQDJNAVVBM94CA26_0&
難しく書いているので要約しますが、簡単に言えば「商品画像の背景が【完全な白】でないものは検索対象外にします」ということです。
これを見た多くの人が「え?前からそうじゃなかったっけ?」と思いますよね。
Amazonで販売されている商品の多くは白背景ですし、何となくAmazonの商品画像は白背景にするものだと多くの人が思っていたはずです。
ところがこの背景による検索対象外ルール、ファッションといった一部のカテゴリーにしか適用されていませんでした。
他のカテゴリーでは見栄えの問題を抜きにすれば、白背景でなくても検索対象外にはされませんでした。
それが今後はすべての商品で白背景ではない商品は検索できないようにするよ、というルールの追加が今回の「商品画像の基準ポリシー」です。
この白背景、元々ソフトとかでやっていた方にとっては特に大きな変更ではありませんが、そうでない方にとっては大問題です。
カテゴリーによっては「今までそんなことしたことないよ」という方もいるかもしれません。
この白背景にするにはPhotoshopなどの加工ソフトやアプリを使う必要があり、綺麗にやるならやはりPhotoshopのような専門ソフトを使用するほうが良いでしょう。
ですがPhotoshopを全員が持っているわけではありませんし、導入するにしても使ったことが無いという方も多いでしょう。
今から覚えるなんて気が遠くなりますし、そうなるとランサーズやクラウドワークス、ココナラといったアウトソーシングで外注するしかありません。
すると、仕入れた物を即日出品というわけにはいかなくなり、仕入れから販売までに大きなタイムラグが生じてしまいます。
出品ペースが落ちると、これまで頑張って上げてきたページパワーが落ち、今まで取れていたカートが取れないといった事態も起きるかもしれません。
■今後やらなくてはいけない事
今すぐに自分の出品している商品を全部チェックして、白背景でないものは差し替えたり出品しなおしましょう。
注意点としては、アマゾンの指定している背景の「白」とは「RGB値255の純粋な白」の事を指します。
例えば白い壁や白い布を背景にして撮った場合、「RGB値255の純粋な白」ではありません。
基本的にソフトなどで背景を白にしない限り純粋な白にはなりませんので、そういった商品がないかどうか、チェックを行ってください。
なお、白背景にしなくてはいけないのは「メイン画像」だけですので、2枚目や3枚目については背景が白でなくても大丈夫です。
膨大な商品を出品している場合はチェックや修正で気が滅入りますが、そのままにしておくと検索対象外にされてしまいます。
つまり「売れない商品」になってしまうため、結局は出品していないのと同じ状態になってしまいます。
一度販売ペースやランキングを落としてしまうと、そのままずるずると落ちて行ってしまいますし、一度落ちた後にそれを取り戻すのは何倍もの労力と時間がかかります。
その間に競合のライバルに地位を脅かされ、どんどん販売力が落ちてしまうかもしれません。
■白背景はあくまでもポリシーの一つでしかない
今回たまたまニュースレターで白背景の規約変更が来たのでお話ししていますが、それに絡めてもう少し踏み込んだ話をします。
冒頭のニュースレターに目を通しているか、で「はい」と答えられなかった方は特に注意してほしいのですが、「そもそもポリシーすべてをきちんと把握しているか」という点です。
白背景は出品に関する規約の一つにすぎません。
このほかにもAmazonには出品に関する様々な規約やルールがあります。
・画像サイズ
・画像の中の商品が占める割合
・文字
・モデル
・演出用小物に関すること
今さらっと思いつく大きな点だけでもこれだけの規約があります。
これらすべてをきちんと把握して出品しているでしょうか?
「いや…そこまでは…」
という方はこの機会にぜひ一度規約に目を通し、今後出品するものに関しては現時点のAmazonのポリシーに100%遵守したものを出品しましょう。
というのも今回は白背景のみでしたが、今後Amazon側でほかのルールについても規約変更を行う可能性は十分にあります。
その時、100%ポリシーを遵守している状態であれば、今回のように多少変更があっても慌てませんし、修正にかかる労力も最小限で済みます。
気づいたらいきなり規約が大きく変わっていて、そこから出品商品すべてを規約に沿った形に修正する、なんて作業したくないですよね。
中国輸入ビジネスは短期間で大きく売り上げを伸ばすものではなく、長く商品を販売し続け、信用を積み重ねてコツコツと大きくしていくビジネスです。
長期間しっかりと安定した販売が行えるよう、Amazonの規約は必ず100%、もしくは常に100%に近い状態を遵守しましょう。
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