Amazonアカウント停止(閉鎖)を回避せよ!アカウント停止の原因と対策
Amazonやヤフーショッピング、楽天やメルカリなどの販売プラットフォームを利用している人にとって一番怖いのは「アカウント停止(閉鎖)」です。
特に中国輸入においてメインとなるAmazonでアカウント停止になってしまう非常に困ります。
メインの販売先で販売ができなくなり、さらに売上金や入金も一定期間凍結・保留になってしまうからです。
・商品は売れない
・売上金は振り込まれない
こうなってしまうと、その時点で中国輸入ビジネスはほぼ「詰み」の状態です。
他の楽天市場やヤフーショッピングのアカウントを持っていて、ある程度育てていればまだ何とかなりますが、そうでなければ資金の流れが完全に止り、事業は破綻・撤退・倒産です。
脅かしているわけでもなんでもなく、実際そうなった方も沢山います。
しかもAmazonはセラーへのアカウント停止に対してかなり容赦がなく、場合によっては予告も警告もなく瞬時に停められます。
もちろん普通に考えれば、何もしていないのにアカウントを止められるなんて事態は起こりません。
個人だから、中国輸入だからといったこともありません。(海外製品によくある著作権に抵触しやすい商品などを扱っていれば別ですが)
Amazonに限らず、多くのプラットフォームではペナルティになる基準は公開されていませんが、ペナルティを受ける主な理由は「何かしらの規約違反をした」からです。
つまり基本的には「違反しなければアカウント停止にはならない」わけです。
とはいえ、違反をしようとして違反する人はいないはずなので、多くの人は「いつの間にか規約違反をしていた」事が多いのです。
そこで今回はAmazonの規約違反について解説します。
ペナルティ基準は公開されていませんが、規約違反になるガイドラインは公開されていますし、他の方の経験からある程度アカウント停止になる理由は推測できます。
大事なAmazonのアカウントを守るためにもぜひご一読ください。
Amazonペナルティを受けるとどうなる?
Amazonのペナルティには以下の3つの種類があります。
1.審査中(軽い)
2.停止
3.閉鎖(重い)
一番軽いペナルティの「審査中」に関しては、Amazonから疑惑の目を向けられている状態です。
あくまでも「疑惑」の段階なので販売は普通にできますが、売上金はいったん保留にされます。
身に覚えが無ければ、Amazonに連絡することで解除してもらえることが多いです。
この審査中は新規アカウントを作って、すぐに大量注文が入ったりと言った、通常考えられないような不審な注文があると起こることが多いようです。
その次に重いペナルティである「停止」は、販売していた商品すべて取り下げられ、売上金の入金も保留になります。
ただしアカウント自体は使えますので、Amazonから届く「アカウントを停止しました」という旨のメールに記載された停止の原因を確認し、対応策や再発防止策を送信することで解除してもらえる可能性があります。
つまりこの停止に関してはまだ「弁明の余地がある」状態です。
ただし確実に解除してもらえるわけではなく、再発防止策を送らない、もしくは防止策が適切と判断されなかった場合はそのままアカウントが「閉鎖」になります。
一番重いペナルティ「閉鎖」はその名の通り、アカウントが完全に消されてしまいます。
Amazonで二度と販売できなくなり、販売していた商品はすべて停止になって登録住所に返送、さらに返送料まで請求され、売上金から差し引かれます。
ざっくりサッカーに例えると以下のようになります。
審査中…警告
停止 …イエローカード
閉鎖 …レッドカード
審査中は審判に監視されている状態、もしくは警告処分です。
重大な違反行為があるとイエローカードをもらってしまい、数回イエローカード(停止)を受けるとレッドカードで退場(閉鎖)となります。
もちろん悪質な行為が確認されれば、一発退場もあり得ます。
レッドカードをもらい、閉鎖になってしまうとアカウントは完全になくなり、弁明の余地も機会もほぼ与えられず、さらに二度とAmazonのセラーアカウントは作れなくなります。
※一応メールを送信、つまり異議申し立てはできますが閉鎖ではまず通りません
仮にセラーアカウントを新規登録しても、住所や氏名、クレジットカードやIPアドレスといった関連情報から紐付けられて新しいアカウントも即閉鎖させられます。
Amazonのアカウントはただ一つ、1回しか作れないのです。
ペナルティを受ける主な原因
Amazonからペナルティを受けてしまう原因はいくつもありますが、本当に正確な所は公開されていないためAmazon側にしかわかりません。
ただし、過去の傾向から、ある程度「こういうことをするとペナルティを受けるな」というのは分かっています。
その中でも特に多く、また悪意が無くてもうっかりやってしまいがちなのが、「出品に関する規約違反」です。
特に厳しいのが、コピー品や商標権・著作権侵害品の販売に関する規約違反です。
非公式のキャラクター品やブランド品のコピー、いわゆるパクリ商品はもちろん、ブランドロゴが入っていなくてもブランドの特徴をまねた商品の販売もアウトです。
例えば緑、赤、緑の3本ラインが入った商品はGUCCIの代表的なデザインですので、同じラインが入った商品を販売するとアウトになる可能性があります。
※この問題は実際GUCCIが同デザインを販売したブランドメーカーに対して訴訟も起こしています
似たような事例で著作権や商標権などを知らずに侵害していて、侵害された側がAmazonに申し立てを行い、Amazonが商品を取り消すといった措置が取られることがあります。
このほかにも、一時期はやったサクラレビュー(第三者に良いレビューを書くよう依頼)とか、ランキング操作などの不正行為を行ってもほぼ一発でアカウント閉鎖になります。
普通に販売していればまずペナルティを受けるようなことはありませんが、上記の点に身に覚えがある方は注意しましょう。
最後に
Amazonやほかのプラットフォームでもそうですが、規約違反などの悪質な行為が認められるとアカウントの停止、閉鎖といったペナルティを受けます。
Amazonでは一度アカウントが閉鎖されると、その後二度とAmazonのアカウントを作って販売することはできなくなります。
もし作ったとしても、Amazon側で閉鎖されたアカウントとの関連性をチェックし、再度閉鎖させられます。
ただ、まれに手違いで関連性を指摘されてアカウントを止められてしまうといった事故も起きているようなので、不明な点はAmazonテクニカルサポートに問い合わせてみましょう。
いずれにしてもAmazonアカウントは1つしかない大事なものなので、規約を守ってしっかりとアカウントの健全性を保ちましょう。
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