ノウハウコレクターで売れるほど中国輸入ビジネスは甘くない!?
中国輸入ビジネスの世界は今も刻一刻と状況や市場が変化しており、気が付けばAmazonのルールが変わっていたり、SEOが変化しています。
そのため中国輸入で継続的に売っていくためにはネットや本で情報を収集したり、セミナーに参加して日々最新の知識をアップデートする必要があります。
ですが知識のアップデートにこだわるあまり、もっと大事な基本的な事を見落としている人も多いように見受けます。
今回は中国輸入ビジネスにおいて「学ぶことの大切さ」と「学ぶだけの無意味さ」について解説します。
知識の吸収は大事だが、知識だけでは意味がない
中国輸入の世界において、今まで通用していたテクニックがある日突然通用しなくなったり、売り上げが思うように上がらなくなることも珍しくありません。
そんな危機を回避するには日々の勉強や知識のアップデートが欠かせません。
「勉強」という備えをしておくことでピンチを事前に回避できたり、トラブルが起こっても正しい対処を行って被害を最小限食い止めることができるわけです。
不安を感じていたり、実際に過去にピンチに陥った経験がある方は、常に勉強を怠らず様々なセミナーや講習会に参加しているかと思います。
頻繁にセミナーに参加されている方のなかには、時々私よりもはるかに豊富な知識を持っている方もいて驚かされます。
ところがそんな私よりもはるかに知識が豊富な方も、その知識に比例して売り上げを伸ばしているかといえばそういうわけでもないようです。
中には「この方はこれだけ勉強していてなぜ売れないんだろう…?」と不思議に思うこともあります。
もちろん悩み続けているからこそセミナーに参加されているのだと思いますが、私から見ればその方の知識量は十分で、売れない理由は別にあるのではないかと思ったりもします。
もちろん勉強することがいけないわけではなく、むしろ知識のアップデートは非常に重要な事です。
ですが「知識を吸収すること」が目的になってしまってはいけません。
目的はあくまでも「売り上げを上げる事」で、知識の吸収はあくまでも売り上げを伸ばすための「手段」にすぎません。
極端な話、知識が無くても売上さえ立てられればいいのです。
ところが悩むあまりこの手段と目的が逆になり、情報やノウハウを得た時点で努力した気になってしまう「ノウハウコレクター」が多いのが事実です。
あちこちのセミナーに行かなくても、基本的な知識のみで結果を出し続けている人も沢山います。
この「勉強しているのに結果の出ない人」と「勉強はそこそこだけどしっかり結果を出している人」の違いは一体どこにあるのでしょうか。
・「元々素質があった」
・「資金力があった」
・「運が良い」
努力しているのに結果が出ない人からしてみたら、こんなふうに思ってしまうかもしれません。
確かにその可能性もゼロではないでしょう。
ですが私が見てきた限りでは、売り上げを上げられない原因は資金や運の差ではなく、もっと個人の努力で改善できる部分です。
それは「物事を突き詰めて考えているかどうか」です。
突き詰めて考えることはどんなセミナーにも勝る経験となる
勉強をしているのに結果が出ない人は教わったこと、経験したことを表面上でしか理解していません。
具体的にはセミナーで教わったことを「ああ、こういう手順でやればいいんだな」とそのまま忠実に実践してしまう人です。
セミナーでの勉強や、セミナーの内容を忠実に実行する人を否定しているわけではありません。
繰り返しになりますが、セミナーに参加して知識のアップデートをすること自体は重要ですしそれが役に立つことも多いです。
またセミナーの内容を忠実に実行することも決して悪いことではありませんし、良いセミナーやメンターに出会うことができればこの方法で一気に伸びる人も多いです。
ですがもしいままでこの方法でやっていて、現在結果が出ていない人はもう一歩踏み込んで、「物事を突き詰めて考えている」を実践してみましょう。
というのも、セミナーは高額なマンツーマンセミナーでない限り、どうしても多くの人に向けた一般論、つまり誰にでも当てはまる基本的で当たり障りのない内容になりがちです。
全くの初心者であれば非常に有益な情報ですが、いざこの知識である程度の結果を出そうとするとおそらくほとんどの人がうまくいかないでしょう。
これは当然といえます。
私たちはそれぞれ資金も扱っている商品もかけられる時間も違うため、万人向けの一般論で全員が稼げるわけがありません。
ところがノウハウコレクターはこの一般論を吸収して、この時点で「知識を学んでいい勉強になった」と満足してしまいます。
そしてその一般論を良く言えば正確にトレースし、悪く言えば無理やり自分の事情に当てはめ、「型にはまらない」「結果が出ない」と悩むのです。
副業や小遣い稼ぎくらいであれば、一般論をトレースするだけでもそれなりの結果は出せるかもしれません。
ですがそれより上のステージに行くためには、教えられたことを表面上でなぞっているだけではいけません。
その意味や内容をしっかり突き詰めて、自分の型にはめる「応用」「創意工夫」をしていく必要があるのです。
これが本当の意味での「勉強」といえるでしょう。
知識は食材に例えるとそのほとんどが「素材」です。
素材のまま食べられるものもありますが、その多くは「調理」しなくては料理という結果に結びつきません。
素材を渡されてそのまま出して「料理してます」とは言えませんね。
素材(知識)の色や形、味といった個性を理解し、自分が作りたい料理(結果)に合わせて使っていかなくてはいけません。
実際に突き詰めて考えてみる
一昔前の中国輸入ビジネスなら今のセミナーで教わる一般論がそのまま当てはまり、正確に手順をなぞるだけで一定の成果は出せました。
ですが今の中国輸入ビジネスやAmazonのシステムは以前ほど簡単ではありません。
各企業や各ライバルセラーがそれぞれ売り上げを伸ばそうと、あの手この手で工夫している激戦区です。
今の中国輸入ビジネスにおいて「学ぶだけ」では通用せず、「学んだ内容を突き詰めて考え、自分なりの工夫をする」ことが求められています。
これは色々なパターンがあり、説明が難しいのですが要は「考え方の転換」で、与えられた情報からその情報を広げたり、別視点から読み解きます。
例えば「写真撮影は全体が良くわかる斜めからの撮影が基本!」と学んだとします。
もちろん斜めから撮るという基本自体は合っていますが、商品によっては斜めから撮影するとよくわかりにくい、魅力が伝わりにくい商品があります。
絵画とかお皿といった物を斜めから撮ったらデザインが良くわかりませんよね。
でもノウハウコレクターは教えを忠実に守って(悪く言えば何も考えずに愚直に)「よし、斜めから撮ろう」となってしまうのです。
突き詰めて考える人はここで、「いや、この商品に関しては斜めから撮ったら魅力が1枚目では伝わらないぞ…」と考えます。
1.(なぜ全体像が分かる斜め上からの撮影が基本なのか?)
2.(多くのユーザーが見る1枚目の画像は商品全体が分かる写真だと売れやすい)
3.(でも絵画やお皿は斜めではなく正面から撮ってデザインを見てもらうべき)
ここまで発想を広げて考えることができているのです。
他にも「ターゲットを決める」と教わったとします。
これを聞いて、物事を突き詰めて考えない人は「ターゲットは女性だ!」と単純な結論を出してそこで思考が止まってしまうのです。
女性といってもそれぞれ年齢も体型も好みも、商品が必要な場面もそれぞれ違います。
「年齢20代後半~30第前半くらいでファストファッションなどのカジュアルな雰囲気を好み、財布のひもが固いプチプラ好きな女性」
突き詰めて考える人はここまで絞るのです。
あくまでも一例ですがこれが突き詰める、ということです。
この考え方ができると、今後学ぶすべての知識が爆発的に膨張し、まさに「1を聞いて10を知る」状態になります。
せっかく学ぶなら学んだことを効率よく最大限活かすべき
口を酸っぱくして言っていますが、学ぶこと自体は正しいですし、絶対やるべきです。
ですが、知識を吸収するだけでは効率的にお金と時間を使っているとは言い難いです。
学んだ知識を頭の中でしっかりと咀嚼してかみ砕き、その知識の中にある「本質」に触れましょう。
この考え方ができると同じ時間学んでも、同じ本を読んでも結果が何倍、いや何十倍も違ってきます。
突き詰めて考える癖をつけ、1学んだことを5にも10にも展開し、知識を効率よく自分の物にしていきましょう。
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