「やってみたい副業」と「実際にやっている副業」の違いについて考える
副業が気になって色々調べると、世の中には様々な副業があることが分かります。
どの副業を始めるのか、またどの副業ができるのかは各個人の条件や考え方によって異なります。
・自身の状況・環境
・事業資金
・持っているノウハウ
・使える時間
・取れるリスクの大小
この中で、特に大きな要因となるのがリスクです。
初めて副業する方の多くは、リスクを恐れてできる限りローリスク、またはノーリスクを選ぼうと思っている方も多いでしょう。
もちろんその逆で、「どうせ副業やるならリスク取ってでも大きく稼ぎ、いつか独立したい」と考える方もいるはず。
今の副業の豊富さを考えれば、それぞれの考え方に適した副業は必ず見つかると思います。
ですが、逆にその豊富さから何を始めたらいいのか迷ってしまうことも多いでしょう。
筆者は中国輸入ビジネスで独立した身ですが、最初から中国輸入1本に決め打ちしていたわけではなく、その前には欧米輸入や他の物販系の副業も色々経験しています。
筆者は元々物販系の会社にいたため、副業もある程度物販に絞ってチャレンジしましたが、それでも色々な副業を経験し、色々と試した結果中国輸入に着地したわけです。
さて、これから副業に取り組もうと思っている方はどんな副業に興味を持っているのでしょうか。
以下の記事は、副業を希望している方に行った「やってみたい副業」のアンケートです。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2209/22/news006.html
【やってみたい副業】
1位:動画撮影・動画編集
2位:プログラミング・開発
3位:記事執筆・翻訳
この記事によると、やってみたい副業の上位3つはこのような感じで、4位以下にはコンサルのほか、接客業等のアルバイトも上位に入っています。
「やってみたい副業」と「実際にやっている副業」
このアンケート結果から見えてくるのは、これから副業をやってみようと思っている方の多くが「金銭的なリスクを負わない副業」を希望しているという点です。
副業はあくまでも本業の予備収入という位置づけで、リスクよりも確実性を取って収入を増やしたいと考えているわけです。
では次に希望ではなく、「実際にやっている副業」についても見てみましょう。
https://www.intage-research.co.jp/news/20180618.pdf
このアンケートは、モニター1万人以上の信頼性の高い大規模アンケートです。
【実際やっている副業】
1位:アンケートモニター・ポイントサイト・レビュー投稿
2位:株式投資・金融商品・暗号資産
3位:個人貿易・ネットオークション・転売
1位のアンケートやレビュー投稿は「やってみたい副業」のアンケートでも上位に挙がっていましたね。
中国輸入セラーの筆者としては「レビュー投稿」というのがちょっと気になりますが、深く考えるのは止めておきます。
2位は株式投資・金融商品・暗号資産といった投資系、一般的にハイリスク・ハイリターンの副業です。
自分で好きなだけリスクを選べて、リスクを踏めば踏むだけリターンも期待できるため、一攫千金を夢見てやっている方が多いのかもしれません。
もちろん投資すべてがハイリスクハイリターンとは限らず、長期保有の配当や利回りで堅実に稼いでいる方もいると思いますが、それでもノーリスクではないことは確かです。
3位には個人貿易やネットオークション、転売が入りました。
意外なことに、「やってみたい副業」では下位だった物販系が、実際にやっている副業では上位です。
やってみたい副業に入っていなかった理由を推測すると、商品の仕入れという初期投資リスクがあり、またお客様からの問い合わせ対応、出品作業といった覚えることや作業も多いことから面倒だと思われているのかもしれません。
そのため、「やってみたい」とは思われにくいものの、実際にやってみた方からは利益が取れて、長く続けられている副業だということが分かります。
勘違いしている方も多いのですが、基本的に物販は「売れるかどうかわからない商品を仕入れて一か八かで売る」ような、ギャンブル性の高いビジネスではありません。
「確実に、または高い確率で売れる商品」を仕入れ、リスクを最小限に抑えて販売するビジネスです。
正しいやり方で仕入れれば安定して売れるため、株のように「塩漬け」になることはありません。
投資のようにいきなり10倍20倍の一攫千金は難しいですが、それなりに高い利益率があるため物販は「ローリスク・ミドルリターン」の副業と言えます。
副業初心者にはハードルが高く感じるかもしれませんが、実際やって見ると優秀な副業であることは先ほどの2つのアンケート結果からも読み取れます。
中国輸入をやっている身としては納得のアンケート結果です。
「やってみたい」と「やっている」の温度差
先述しましたが、副業を考える時の一番重要なキーワードが「リスク」です。
「やってみたい副業」には「リスクの少ない、もしくは無い副業」が上位にランクインしていました。
ただ、アルバイトも時間を消費する「時間損失」というリスクがあるため、まったくのノーリスクではないと筆者は考えています。
つまり正確には、これから副業を始めようと思っている多くの方が「金銭的な損失リスクのある副業」を敬遠しているわけです。
それに対して「実際やっている副業」を見ると、金銭的なリスクよりも「現実的な効率」を重視している点が見えてきます。
アンケートサイトはともかく、2位以降の株式投資や暗号資産、物販やコンサルは、多少金銭的なリスクがあるものの、ネットでいつでもどこでもできて稼ぎやすい副業です。
副業を実際にやっている、続けている多くの方は「金銭的リスクを避ける」よりも、「リスクとリターンを天秤にかけ、時間を無駄にせず効率よく稼いでいる」傾向にあるわけです。
筆者の中国輸入ビジネスも、やったことが無い方から見たイメージは「輸入は難しそう」「複雑そう」「失敗すると大きな損をしそう」といったイメージを持たれやすく、そういう意味では「やってみたい副業」の上位にランクインすることはないでしょう。
確かに中国輸入はリスクゼロではありませんが、筆者は取るリスクに比べてリターンが大きく、効率よく稼げるビジネスだと思っています。
それは物販が「実際やっている副業」の3位に来ていることからも間違いありません。
いずれにしても、リスクを抑えて副業を始めようと思っている方には酷な話ですが、ある程度のリターン(収入)を得るためには、何かしらのリスクを踏まなくてはいけません。
ただ、どうせリスクを踏むなら、それに見合った、もしくはリスクを上回るリターンが得られる中国輸入のような副業にチャレンジしてみませんか?
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