副業転売で成功するための3つの極意!
ここ数年で大手企業を中心に副業が解禁され、副業を始める会社員の方も増え、書店やネットでも「副業」に関する書籍や情報が数多く見られるようになりましたね。
中でも比較的低資金で手軽に始められる副業として人気なのが「転売」です。
昔と違い、今はAmazon・メルカリ・ヤフオクと言った個人が商品を販売できるプラットフォームが数多くあり、誰でも気軽に販売事業に参入できるようになりました。
ですが参入は気軽にできるものの、実際に転売を始めて稼げるようになった人、稼げている方はごく少数です。
アフィリエイトやブログなどの副業も含めた話ですが、私の知る限り副業を始めた人の約8~9割の人が稼げず辞めているそうです。
つまり副業を始めても、ある程度労力に見合うだけの収益を上げられている人はわずか1~2割しかいないのです。
多少数字に誤差はあるとしても「大多数の人は稼げていない」のは事実です。
気軽に始められる副業と言えども、手軽に稼げるわけではないのです。
最初に副業を始めるのが怖くなるデータを伝えてしまいましたが、裏を返せば副業を始めた人の1~2割の人は成功して実際に稼げているとも取れます。
こう聞くと自分もその1~2割に入れそう、なんて気になりませんか?
是非そのつもりで副業に挑戦してもらいたいと思います。
さて、皆さんの周りにも副業で成功した人、失敗した人がいると思います。
中には私のように会社員の傍ら副業で転売を始め、本業にまで成長させた、という方もいるのではないでしょうか。
・転売を始めて稼げるようになった人
・稼げず辞めてしまった人
この2つの違いは何だと思いますか?
ビジネスで確実に成功する方法はありませんが、成功する可能性が高い「極意」は確実にあります。
今回は私自身の経験や、周りで副業に成功した人、失敗した人のデータから私が考えた「転売の副業で成功するための3つの極意」について解説します。
転売の極意1:効率化を追求する
1つ目の転売の極意は「業務時間の効率化」です。
副業でビジネスを始めた場合、1日の中で副業に使える時間はかなり限られています。
一般的なケースで言えば、昼間は8時間以上本業をしなくてはいけませんし、帰宅後も夕食や就寝時間を考えれば、副業に使える時間はせいぜい1日数時間でしょう。
独身であれば「本業」「食事」「就寝」以外の時間を副業に充てられますが、家族がいればさらに使える時間は限られてきます。
もちろん食事や就寝を多少削ってでも時間を確保するという姿勢は大事ですが、削りすぎて健康を損ねたり、疲れから本業に影響を出してしまえば本末転倒です。
つまり副業に使える時間は、皆さんが想像している以上に短いのです。
この限られた時間の中で結果を出すために必要なことが「時間の効率化」です。
転売の場合、限られた短い時間の中でリサーチや仕入れ、商品ページの作り込みや売上の管理といった様々な作業を行わなくてはいけません。
サラリーマンであれば、歩合制でもない限り頑張って効率を上げても給料はあまり変わりませんが、ビジネスを行う事業主は違います。
限られた時間でできるだけ多くのタスクをこなし、さらに利益を大きくしていくためには「限られた時間を効率的に使う」必要があるのです。
・作業に集中する
・効率の良いやり方を探す
・効率がアップする道具やツールを使う
このような方法で効率化を追求すれば、例えばダラダラやっていた8時間作業が2~3時間に短縮できます。
この効率化を進めることで、1時間の作業で得られる収入が500円、1000円、3000円、1万円とドンドンアップしていくでしょう。
「無駄な時間を削り、限られた時間を最大限効率的に使う」
これを突き詰めることで、例え副業に使える時間が1~2時間しかなくてもその中で十分満足できる収入を得ることができるようになります。
転売極意2:売上だけではなく利益にもこだわる
2つ目の転売の極意は「利益にこだわる」です。
先ほども触れましたが、転売は事業なので、会社員のように会社にいるだけで給料が発生するわけではありません。
数多くの作業をこなし、「売上」を伸ばしていかなくてはいけませんが、一方で売上だけ追求しても意味がありません。
なぜなら売上はあくまでも「入ってきたお金」であって「収入」ではないからです。
いくら100万円の売上があっても、仕入れなどの経費で100万円使っていたらただ働きです。
これではいくら働いても収入になりませんね。
このような状況にならないよう、売上だけではなく利益にもこだわりましょう。
利益を伸ばすための方法には、例えば以下のようなものがあります。
・安く仕入れる
・高く売るための努力をする
・安易に安売りをしない
・手数料や送料などの経費をできる限り抑える
基本的には売上が伸びることで収入も伸びますが、一方で「支出を抑えて利益を手元に残す」事でも収入は上がります。
「売上だけ見て利益にこだわらない人」では、決してビジネスを大成させることはできないでしょう。
成功してより多くの収入を得るためには「売上を伸ばす努力」と同時に、「利益率を上げる努力」も必要になってきます。
そのためには、売上や利益率を視覚化するためのデータ管理も重要です。
きちんとデータを管理して、「今月これだけ収入が得られた」という情報が目に見えるようになれば「来月も頑張ろう」というモチベーションに繋がります。
このモチベーションの継続こそがビジネスを続けていき、そして成功するための大きなポイントです。
転売の極意3:正しい在庫管理で現金を循環させる
3つ目の転売の極意は「在庫の適正管理」です。
転売などの物販事業は必ず商品を仕入れる必要があり、そしてその仕入れを行うために必要なのが現金です。
現金で商品を仕入れ、仕入れた商品を売って現金を作り、次の仕入れを行う。
これが物販の基本サイクルで、つまり現金が無いとそもそも売上を作るための商品の仕入れすらできません。
これは転売を始める時だけではなく、ビジネスを展開している最中も同様です。
例えば仕入れた商品が売れず現金が手元になければ、次の仕入れを行うことができなくなります。
この状態になると物販ビジネスとしては「失敗」で、赤字覚悟で持っている在庫の処分を行い、次の仕入れのための現金に換えるしかありません。
「いつか売れるだろう」と売れない在庫を放置すると、新しい仕入れができず、売上も入らない、そしてその間に保管料などの経費はかさみ、どんどん状況が悪化します。
このような状況にならないよう、仕入れの際は毎回慎重に判断して必ず「売れる」商品を仕入れなくてはいけません。
これが物販の大原則です。
ただ、どんなに慎重に判断して仕入れを行っていても、物販では必ず動かない在庫は出てきます。
先ほどのような「在庫のほとんどが売れない」という状況は失敗ですが、「一部動かない在庫がある」のは物販ビジネスではごく普通のことで、私や他の方も例外ではありません。
在庫の10%~15%程度が動かない状況であれば問題なく、あまり深く気にする必要はありません。(むしろ不良在庫が10%前後なら優秀です)
もちろんこういった不良在庫は放置せず、思い切って損切り、赤字処分して現金に換えてしまいましょう。
これも在庫の適正管理です。
売れない在庫は置物でしかありませんし、置物ならまだしもFBAに置いておくと手数料がかかる金食い虫になる場合もあります。
・売れる在庫は売って現金(利益)に換える
・一部の売れない在庫は適宜赤字処分して現金に換える
・現金を1円でも多く手に入れられるよう売り方や仕入れ方を工夫する
このサイクルで順調に利益が増えていれば、物販は成功していると言えるでしょう。
最低でもマイナスにさえなっていなければ、あとは仕入れ方や売り方を工夫したり、経費削減で利益を増やす努力をすればいいだけです。
事業をこの正しいサイクルにうまく乗せられるかどうか。
これが物販を成功させる極意です。
最後に
コラムでも何度か登場していますが、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言があります。
これは「上手くいくときは理由が無いこともあるが、失敗するときは必ず理由がある」という意味で、これは物販にも当てはまります。
今回お伝えした3つの極意を実行したからと言って、確実に成功するとは限りません。
ですが、逆にこの3つを実行しなかった場合、まず間違いなく物販ビジネスは失敗に終わるでしょう。
「時間を効率的に使わない人」は副業に充てる時間が確保できず、「副業する時間が足りない」状況になり、何カ月経っても売上を伸ばせません。
「利益にこだわらない人」は売上げ伸ばせても利益を残すことができず、「売上があるのになぜか収入が無い」、ただ働きになります。
「在庫管理が適当な人」は在庫を適正に回せていないので、仕入れれば仕入れるほど現金が減っていき、やがて大量の在庫を抱えたままビジネスを破綻させてしまいます。
このような失敗を避けるためにも今回の極意は必ず頭に入れておいてください。
決して難しいことは言っていません。
むしろ今回の極意は「当たり前」の事しか書いていないと思います。
ですが実際転売を始めた人を見ると、驚くくらいこの3つの極意を守れていない人が多いのです。
客観的に見れば誰もが当たり前と思うことでも、いざ自分が当事者になると視野が狭くなり、このことを忘れてしまうのです。
これから副業、特に物販ビジネスに取り組む方は今回の3つの極意を念頭に、自分が正しいサイクルでビジネスを行っているかどうかを確認しながら進めていきましょう。
もし自分で正しいかどうか判断できなくなったら、物販の先輩やメンターに相談するのも一つの手です。
ネット上でも自分の周りでも構いませんので、事業を始める前に信頼できるメンターを探しておくといいでしょう。
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