【来年を気持ちよく迎えるために!中国輸入ビジネスで年末にやっておくべき4つの仕事】
2021年も残すところあとわずかとなりました。
いまこのコラムを読んでいる方は、きっと12月の忙しさに追われてバタバタしているのではないでしょうか。
忘年会シーズンでお誘いもあるでしょうし、お正月に向けて年賀状の準備など、この時期はやるべきことがたくさんありますよね。
もちろんこうした付き合いや家の行事以外にも、仕事でやっておくべきことが沢山あります。
気が付いたら大晦日だった…なんてことにならないよう、できることを効率よく進めていきましょう。
さて、今回はそんな年末の中、「来年を迎えるためにやっておくべき4つの事」についてお話しさせていただきます。
気持ちよく来年を迎え、気持ち新たに事業のスタートを切るためにも大事なことばかりです。
大晦日を迎える前に、この記事を読んで大事なことは今年のうちに済ませておきましょう。
この記事の目次
経験を来年に活かすため、「今年一年を振り返ってみる」
個人事業主にとって12月と言えば「1年最後の月」になります。
12ヵ月ビジネスを継続してきて、今年一年どうだったのかを振り返ってみてください。
あなたは今年一年、どんな年だったでしょうか。
きっとそれぞれにうまくいったこと、うまくいかなかったこと、新しい出会いなどがあったのではないでしょうか。
私は今年の1月の時点で「今年はクラウドファンディングに出品する」という目標を立て、それを実現できました。
結果は大成功、とまでは言えませんでしたが、まずまず納得のいく結果になったので一安心です。
実は1件海外のクラウドファンディングサイトにも出品しているのですが、この結果は来年に持ち越しです。
販売自体も好調で、全体的に見ればやりたいこと、やるべきことがある程度実現できたので私は良い1年だったのではないかと感じています。
今年のクラウドファンディングで手ごたえを感じたので、来年はまた新しいことにチャレンジしてみようと思います。
来年の話をすると鬼が笑うので詳細は伏せておきますが、新しいチャレンジについてはまた来年のコラムでお伝えしようと思います。
こんな感じで、ざっくりとで良いので今年一年が「良かったか」「悪かったか」を総括してみると、来年の目標を設定出来たり、今年の反省点を来年につなげられます。
良かった点はその成功体験や気持ちを来年に向け、悪かった点はなぜ悪かったのか、どうしたらよかったのかという反省点を来年の経営に活かす。
こうすることで、きっと来年は今年よりもいいビジネスができるでしょう。
こうした「一年の総括」ができるのも12月だからこそです。
仕事と密接に関係している!?「大掃除」は28日までに
年末と言えば大掃除です。
大掃除は早めに済ませて、お正月はゆっくりとした気持ちで家に神様をお迎えしたいものです。
ちなみに大掃除は12月13日~28日までに終わらせると神様がご利益を運んでくださる、と言われています。
私は特別信心深いわけではありませんが、ゲン担ぎは大事にしているので、できる限りこうした行事は言い伝え通りに行うようにしています。
「仕事が忙しくて、大掃除なんてやってる時間ないよ!」という方もいるかもしれませんが、大掃除はビジネスにも関係してきます。
科学的な根拠はありませんが、私の経験上、仕事ができる方は事務所や仕事場、家が綺麗に整っています。
逆に仕事やプライベートがうまくいっていない方の仕事場や家は、状況と比例するように散らかっていることが多いです。
迷信や風水を信じるわけではありませんが、確かに仕事場や自宅が綺麗だと気分が良く、良いエネルギーをもらえる気がします。
抽象的な話だけだと説得力が無いかもしれませんが、実際に仕事場が綺麗だと書類や必要なものが容易に把握でき、仕事もスムーズに効率的に進むはずです。
例えば商品在庫を自宅に置いている方は、保管場所が散らかっていると、「あの商品どこ行った?」となるかもしれませんし、最悪紛失につながる可能性もあります。
いずれにしても「綺麗に掃除しておいて損することはない」はずです。
仕事がうまくいっている方も、いっていない方も、まずはこの年末に1日かけてしっかりと大掃除をしておきましょう。
また、大掃除は部屋や仕事場を清潔にするだけではなく、「断捨離」のチャンスでもあるので、この機会に不要な物も思い切って処分して下さい。
断捨離の基準ですが、私は「今年一年使わなかったものは来年も使わない」と考えて処分してしまいます。
「いつか使うかも…」「もったいない…」という気持ちもなくはないのですが、これは片付けができない方の口癖、特徴です。
1年使わなかったものが来年活躍することはまずありませんし、もしあったとしてもよほど高価なものでない限りその時改めて買えばよいでしょう。
断捨離に関する本や記事もたくさんあるので、それらも参考にしながら大掃除と断捨離を進めてください。(もちろんこのコラムは最後まで読んでくださいね)
確定申告の時期にバタバタしないように「領収書の整理」
大掃除と並行して進めたいのが、来年の確定申告に向けて今年一年の「領収書の整理・仕訳をしておく」です。
毎回領収書やレシート関連をこまめに整理しているのであればいいのですが、きっと多くの方はある程度溜めっぱなしにしているのではないでしょうか。
こうした領収書やレシートの整理や仕訳は、できれば12月のうちに終わらせておきましょう。
個人事業主は毎年1月1日~12月31日までの収入や経費をまとめ、来年2~3月の確定申告の時期に去年の収入や経費を申告して所得を確定させます。
※法人(会社)は個別に定めている決算月にやりますので12月とは限りません
この確定申告は毎年2月中旬頃に始まりますので、「別に今年のうちに領収書整理しなくてもいいんじゃ…」と思うかもしれません。
ですが、来年の1月になったら、その年のやるべきこと、取り組むべきことに集中すべきです。
去年の仕事をいつまでも引きずると仕事に集中できないので、領収書の整理などのその年の仕事はできるだけその年のうちに終わらせておきましょう。
この溜まった領収書の整理、大量にあるとかなり時間がかかります。
そのため、特に今年事業を始めた方は12月のうちに手を付け始めてください。
領収書の整理や仕訳はあくまで整理でしかなく、来年確定申告の時期になると所得やこの領収書の内容をまとめる「確定申告書類作成」という大仕事が待っています。
初めて申告書を作成する方はかなり時間がかかるはずなので、その大仕事の前にできる仕事は済ませ、2月は確定申告書作成に集中できるようにしておくのがおすすめです。
どうしても時間が無いという方や、予算に余裕のある方は税理士さんに丸投げする方法もありますが、それなりに費用がかかります。
領収書の整理は隙間時間でもできるので、できれば時間を見つけて少しずつ自分でやっておきたいところです。
どうしても時間が無い、という方は経費の科目仕訳だけでもやっておきましょう。
仕訳とは、事業で使用した経費を科目ごとに分けておく作業です。
・ガソリン代などは交通費
・事業で必要な備品などを買ったら「消耗品費」
・送料などは「運賃」
・資料を買った時の代金は「新聞図書費」
・コンサルや顧問契約した時の費用は「外注費・支払手数料」
・セミナーに参加した参加料は「研修費・教育訓練費」
・事務所や倉庫を借りたり、自宅で仕事している場合の家賃は「地代家賃」
・広告を出したときの費用は「広告費」
・仕事に使ったネット回線料や通話料は「通信費」
こんな感じで領収書やレシートをまとめておきましょう。
もちろん経費計上していいのは「業務に関係のある出費」だけです。
もし仕訳の方法が分からないという方は、ネットで税理士さんのコラムを調べるか、直接税理士さんに相談してください。
12月~4月は税理士さんの繁忙期なので、できればそれ以外の月に前もって相談しに行くとスムーズです。
地域によっては自治体で、税理士さんへの無料相談会を設けているところもありますので、これらもうまく利用しましょう。
できれば年末に一気に処理するのではなく、常日頃からこうした事業に関連する出費があったらざっくりで良いのでまとめておく癖をつけておくのがおすすめです。
この癖をつけておくと、年末にやる作業の量が減り、負担が小さくなります。
12月に一気にバタバタしないよう、1~11月もやれることがあれば常日頃からやっておくようにしましょう。
余談ですが、私はこの仕分け作業が好きで、今年一年を振り返りながら12月頃に一人で黙々と作業しています。
「売れない商品の在庫処分と売れている商品の在庫補充」を行う
最後は「在庫処分と在庫補充を徹底的に行う」です。
物販ビジネスにとって、12月と1月は1年の中でも特に商品が売れる繁忙期です。
他にやることも多いと思いますが、できるかぎり12月と1月は販売にも力を入れて売上を伸ばしたいところです。
というのも、1月や12月と反対に、2月は一年で最も商品が売れにくい月の1つでほぼ確実に売上が落ち込むからです。
さらに中国輸入ビジネスの場合、中国の旧正月で工場や物流がストップするなど、色々とマイナス要因の多い月です。
そんな2月が来る前に、12月と1月にできるだけ商品を売っておかなくてはいけません。
そして売れる時期という点を利用して、利益の出る商品だけではなく、売れていない不良在庫の処分にも活かしましょう。
この時期は皆さんの購買意欲が高く、人気の無い商品でも価格を下げれば売れやすくなります。
このタイミングを利用して不良在庫を一掃できれば、在庫を売れてる商品だけにする事ができます。
逆にこの購買意欲が高いタイミングで売れない商品を残してしまうと、おそらく2月以降はさらに価格を下げてもずっと売れ残るでしょう。
本来の在庫処分は少しずつ値下げしていって売れるラインを見極めるのですが、そんなことをしていたら来年になってしまいます。
この時期の在庫処分は「思い切った値下げ」が正解です。
売れていない商品は、ここで赤字覚悟の大幅値下げで売り切り、とにかくお金に変えます。
こうして売れていない商品を売り切ったら、次は売れている商品の補充です。
中国から商品を輸入している中国輸入ビジネスでは、中国の旧正月で生産や物流が止まる2月は発注ができなくなります。
従って、12月や1月の初めには、1月と2月のおよそ2か月分の在庫の発注をかける必要があります。
もちろん12月のうちに1月と2月の売上予測を立てて発注する、という作業の難易度は高いです。
ですが、それでもやっておかないと発注がどんどん後になり、納品も遅れてしまいます。
「売れている商品の在庫切れ」は中国輸入×Amazon販売の中でも最大の損失です。
利益を逃すのはもちろん、商品のランキングも大きく下がり、Amazonセラーのパフォーマンスも下がるなど様々なデメリットがあります。
元の数字に戻すのには何カ月もかかり、その間にビジネスは大きく停滞してしまいます。
最低でも様子見は1月5日までで、そのあとすぐに微調整して発注が欠けられるよう、必要な在庫数を把握しておきましょう。
こうした在庫処分のための大胆な値下げや、発注予測計算ができるタイミングは12月しかありません。
最後に
12月は多くの方にとって特別な時期です。
プライベートではクリスマスや年越しのような楽しいイベントがあり、ビジネスでは1年で最も商品が売れる大事な時期でもあります。
時間がいくらあっても足りないと思いますが、この時期だから、この時期にしかできない事も沢山あります。
今年だけではなく、毎年12月になったら早めにやるべきことを把握してまとめておき、31日までに効率的に進められるようにしておきましょう。
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