Amazonの商品ページを見ると商品の詳細を表示できる箇所が2種類あります。
1. まずは商品画像の横にある「仕様」
2. 画面を下にスクロールしていくと表示される「商品説明」
このうち、画像と仕様は大体セットで一番はじめに表示されるのでほとんどの人が目にしますが、スクロールする必要のある商品説明は基本的にあまり見てもらえません。
しかし仕様だけでは商品の良さをしっかりと伝えることができないため、そんな時に活用したいのが「商品紹介コンテンツ」です。
この商品紹介コンテンツを活用することで、より商品の良さをアピールできるようになりました。
2019年8月に大幅な仕様変更
商品紹介コンテンツは2019年8月まで一部のセラーにしか使えなかった機能ですが、現在全セラーが使える機能となっています。
ポイント1:商品紹介コンテンツのバリエーションが増えた
2019年8月以前の商品紹介コンテンツは4種類しかパターンが選べず、画像や説明文の位置が固定で非常にバリエーションに乏しい物でした。
それが現在はモジュールパーツを使って商品紹介コンテンツを組み立てることができるようになり、オリジナルティ溢れる商品ページを作れるようになりました。
モジュールパーツは16種類あり、組み合わせ次第でかなり自由に商品紹介コンテンツを作成することができます。
例えば文章や画像をはめ込むだけではなく、画像のみ、左画像、右画像と選べるようになっていたり、画像の上部に好きなように文章を入れたりすることができます。
ただ、商品ページを作り込むことができるようになり自由度が大幅に上がった反面、自由度が高いせいで作り手にデザインセンスやライティングなどのスキルが要求されます。
以前のように自由度が低く多くの人のページがテンプレ化されていたときは、知識やスキルのない人にとっても大きな不利になることはありませんでした。
ですが商品ページを作り込めるようになったいま、この商品紹介コンテンツを作り込んでほかのセラーとの差別化を図っていけるセラーが大きく有利になります。
例えばアピールポイントを大きく映した写真を最初に持ってくる、外で使うものは外で撮った写真を載せる、などでユーザーにイメージを与え、購買意欲を煽ることができます。
「商品の魅力をより多く伝える」ことができる商品紹介コンテンツは、絶対に覚えておいて損のない知識です。
ちなみに画像を多く入れられるとはいえ、画像だらけも見づらいですし、その逆も然りです。
商品紹介コンテンツを作るときは「画像7:文章3」くらいの割合を意識するといいでしょう。
ポイント2:ブランドのロゴと説明文がヘッダーに入れられる
ヘッダーにブランドロゴと説明文を入れられるようになっています。
ただ、ブランド化を目指していない方にとってはあまり関係ないでしょう。
自社のブランディング化を行っていく場合は必要な機能ですが、そうでない場合はユーザーにとって商品とは関係ない、必要のない無駄な情報です。
ロゴや写真を入れられるからといって、なんでもかんでも無理に何かを入れる必要はありません。
むしろ何も入れないほうがすっきりとしたページになり、ユーザーが見やすくなるので、逆に買ってもらいやすくなる可能性もあります。
ポイント3:スマホとPCでは表示が異なる
現在ネットでの買い物するユーザーの7割以上がスマホユーザーと言われています。
そのため、Amazon販売ページも「パソコンからどう見えるか」以上に「スマホからどう見えるか」を意識する必要があります。
商品紹介コンテンツでは、パソコンとスマホ両方からどう見えるかをプレビューする機能があり、いつでも両方の表示を確認できます。
実際確認してみると、パソコンとスマホで表示に違いがあることが分かります。
・パソコン画面では商品画像の右に使用説明、下に商品説明
・スマホ画面では商品画像の次に商品説明
つまりAmazonで買い物をする約7割以上のユーザーは、スマホ画面で「画像の次に商品説明」を見ていることになります。
パソコン画面を意識して商品紹介コンテンツを作成すると、商品説明は商品ページ内の「おまけ」のように考えがちです。
ですが7割ものスマホユーザーからしてみれば商品説明は「メイン」になるわけです。
このことから仕様にしても商品説明にしても、どちらか片方読めば商品の魅力が伝わるようにしっかりと入力するべきです。
一番簡単な方法はどちらかの文章をコピーして同じ文章を張り付ける方法ですが、この方法だと、「仕様」が3段目までしか表示されません。
つまりパソコンやスマホ、両方のユーザーを意識する場合、商品の重要なポイントは「前半部分にすべて書いたほうが良い」ということになります。
文字数に関して制限はありませんが、200~300文字程度でユーザーにストレスがかからない長さにしましょう。
その他のポイント
商品紹介コンテンツがどの商品なのか判断しやすいように「名前」が付けられ、コピーして別のコンテンツに使うこともできます。
また登録や検索などがSKU以外のASINでも可能です。
ただしモジュールの画像はめ込み、テキスト入力のみでリンクはできません。
商品紹介コンテンツをマスターしてより魅力的な商品ページを作成
商品紹介コンテンツは、これからAmazon販売を始める方にとって必須機能ですので、是非マスターして商品の魅力を伝えましょう。
ただ自由度が高い半面、デザインセンスや文章力を駆使して作り込まなくてはいけないなど、作り手の負担も大きい機能です。
最初のうちから意識しすぎるとモチベーションの低下を招きますので、ちょっとずつ色々な機能を触っていくといいでしょう。
マスターしてしまえば商品紹介コンテンツは、商品の魅力をより伝えやすくなる大変優秀な機能です。
副業解禁の動きや副業ブームを受けてAmazon販売に参入するセラーが増えていく中、「商品ページの差別化」は必須です。
他のライバルと差の付くページを作成し、売り上げアップを目指しましょう。
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