汚れたフライパン
皆さん
こんにちは。梅田潤です。
晩ご飯のあとの食器や調理器具を洗うのは
基本的に私の仕事です。
食器の汚れなんて大したことは無いのですが
時々調理器具がめっちゃ汚れています。
フライパンが多いのですが、
油やらコゲやらで普通に
スポンジでこすっても取れません。
なので、金ダワシなどを使って
ワシワシこすってきれいにします。
洗い方によっては爪もボロボロになります。
そういうものを洗っていると
奥さんから
「ごめんね。ありがとう。」
という言葉をもらうことがあります。
取れにくい汚れを作ってしまい申し訳ない、
という事なんですが、
そんな時、私はたいてい
「いえいえ。ちゃんと料理してくれてる証拠だからね。」
と返します。
もし、奥さんの料理が
冷凍食品・お惣菜・レトルトのオンパレードだったら
フライパンが汚れることは無いので
汚れたフライパンを洗う時は
そのコトを改めて実感する瞬間でもあります。
手料理をちゃんと作ってくれるからフライパンが汚れる。
それをきれいにしてまたちゃんと料理ができるようにする
汚れた物を洗えるのは逆に幸せなことなんじゃないのかな
と思っています。
ちなみにというか、我が家のフライパンはステンレス製です。
テフロンだとかダイヤモンドやらセラミックなどの
いわゆるこびりつかないフライパンは使っていません。
理由はやはりこびりつかない仕様になっているのは
フライパンの表面に加工がしてあるからなのですが
それは使っていくうちに徐々に剥がれてきます。
なので、数年か短いと1年くらいで
こびりつくようになります。
それでまた新しいのに買い替える、というサイクルになります。
肩やステンレスのフライパンは柄の部分は
長年使うと交換が必要ですが
それ以外はほぼ一生にわたって使えます。
実家にあるステンレスのフライパンは
なんと50年、半世紀以上たってもまだ現役です。
私より年上(笑
ということを考えていたら商品戦略も一緒だなと
そんなことを思いました。
ある商品を長く使って頂くために
少々高くても丈夫でメンテナンスができる商品を
制作、展開していくのか、
常に新しい商品を使い続けてもらうために
デザインや機能を充実させ耐久性にはある程度目をつぶる、
という方向があります。
ファッションを想像すると良いかもしれませんね。
高いブランドものの服はメンテや補修をしながら
何年も着続けます。
方やファストファッションと呼ばれるジャンルの商品は
とにかく数シーズンもてばOKくらいのもので
短いと今シーズンだけでも良いくらいな勢いです。
どちらも売上を上げていくための戦略で
どっちが良いと言う決めつけはできません。
しかし、自分が商品を制作する側になってきていますので
どちらの傾向を好むお客様に向けて
商品を制作し、販売するのかについては
明確にしていく必要は絶対にあります。
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