相乗りをブロックに必要な商標
アマゾンで相乗りをブロック
または排除するために必要なものは商標です。
この商標には段階があって
商標を申請(出願と言います。)した段階と
商標を取得した状態です。
この記事の目次
この「商願」ですが
この「商願」ですが、最近アマゾンの店舗名や
商品仕様内に記載している人が増えました。
「商願2016-XXXXXXで申請済みです。」といった感じです。
商標を取得した後なら
特許情報プラットフォーム
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage
ここでプルダウンで商標を選択して
番号や名前で検索すれば
商標が取得されているかがわかります。
では、商標を出願している状態
「商願」の状態はどうでしょうか。
その場合、ここでプルダウンで商標を選択しても
商願の情報はヒットしません。
そうなると「商願2016-XXXXXXで申請済みです。」と
書かれていた場合、本当に出願されているのか
単なるハッタリなのかがわかりません。
で、分からないから危険そうだから
止めておこうとなるわけです。
と、こういう相乗りブロックのロジックです。
ですが、この商願も調べる手段はあります。
じつは、同じ特許情報プラットフォーム
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage
で検索できるんです。
しかも難しい方法ではありません。
ただ、調べる場所が違うだけです
それは、商標を調べるためのプルダウンではなく
その上のタブで「経過情報」をクリックして
「番号照会」をクリックしてください。
すると、商標や意匠など出願されている権利の
審査の進行状況が確認できる画面になります。
そこで、タブの商標を選択し
調べたい商願の2016-XXXXXXを入れて検索しましょう。
すると、番号がヒットします。
ここで本当に出願されていれば
2016-XXXXXXの番号がリンクされています。
そこでだれがいつ出願したのかが分かりますので
本当に商標が出願されていることが分かる訳です。
もし、リンクしていない場合は、
その商願番号はまったくウソの可能性があります。
ただ、注意すべき点は本当に出願中で
特許庁登録待ちの場合があることです。
最後に
しかし、この場合も通常出願から登録の完了まで
1~2ヶ月で完了しますので、
いくらたってもリンクしない場合は
ウソの可能性が高いと言えます。
本当に出願されていたら真摯に対応しなければなりませんが、
出願もしていない商願番号であれば
悪質なウソですのでそれなりの対応をしていきましょう。
Comment (1)
私も商標をとってから、相乗り出品されることは一切ないですね^^いつも素晴らしい記事をありがとうございます&感謝しております!