デキる人とできない人は「時間の思考」と「人生の選択方法」で差がつく!
年末年始や決算月に、一年のビジネスを振り返る方もいると思いますが、
一年間のビジネスを振り返った時に、
順風満帆・計画通りに行ったという方は決して多くないはずです。
大抵の人が「一年間は〇〇だったな…今年は頑張ろう!」と、
反省して決意を新たにビジネスに力を入れようとしているでしょう。
ですが、反省と決意だけで具体的な対策を立てない方が多い気がします。
そういう方はきっと来年も「一年間は〇〇だったな…今年は頑張ろう!」と、
毎年毎年同じ反省と決意を繰り返すだけです。
もちろん思考停止したり、立ち止まるよりはいくらかマシですが、
それでも飛躍的な成長を遂げるためには
「反省と決意だけの負のスパイラル」から抜け出さなくてはいけません。
今回は「負のスパイラルから抜け出すための時間の使い方と選択の仕方」に焦点を当て、
「ビジネスがうまくいっている人・デキる人とのマインドの差」について解説します。
大事なポイントを先にお伝えすると、
「時間に対して希少性の捉え方」と「選択・決断時に何を基準に決断するか」です。
「時間」がどれほど貴重で、その貴重な時間をどう使うのか。
また、ビジネスや私生活で起こる様々な「人生の選択」において、
自分の中でどんな基準を持って判断するのか。
負のスパイラルに陥りやすい方は、この2点を意識して読み進めてください。
「今使っている時間をお金に変えられているのか」を意識する
「今使っている時間をお金に変えられているのか」
こう書くと金の亡者とか守銭奴っぽい感じがしますが、
「時間を金に変えろ!」みたいな話をしたいわけではありません。
例えば事業をやっているとセミナーや交流会、飲み会に誘われたり、
実際に参加する機会も増えてくると思います。
交流会やセミナーにも色々あり、
情報交換のようなビジネス寄りの集まりもあれば、
ほぼ飲み会に近い集まりもあるでしょう。
しかし人間の時間は有限です。
全てのセミナーや交流会に参加していたら時間がいくつあっても足りません。
特に副業でビジネスをやっている方は、
「本業+副業+無数の交流会」なんてやっていたら時間も体力も持ちません。
そこで考えたいのが「そのセミナーや交流会はお金に変えられているのか」です。
「セミナーや交流会に参加することで何を得られるのか」を考えたことはありますか?
我々がセミナーや交流会に参加する目的はお友達作りでもなんでもなく、
ただ一つ、「ビジネスで利益を得るため」です。
「友達作り=人脈作り」と考えたとしても、
それだって最終的には「人脈作り⇒人脈を繋げてビジネスで利益を得る」
のためですよね。
これからセミナーや交流会に参加しようとしている方は、
常に「このセミナーはお金が稼げるのか?稼げているのか」
を自問自答してみてください。
そこで、「稼げる!」と判断したのであれば迷わず参加しましょう。
最終的な結果がどうあれ、現時点でビジネスや利益に結び付く可能性が高い
と判断したのであれば参加するべきです。
一方で、ビジネスや利益に結び付く要素が特に見当たらないセミナーの場合、
行く必要はありません。
にもかかわらず「人脈作り」とか「ネタ探し」とか、
なんだかんだ理由を付けて参加してしまうと、
「限りなく無駄に近い時間」になってしまうでしょう。
ビジネスにおいて大事なのは「人脈」や「ネタ」ではありません。
人脈やネタはビジネスや利益を大きくするための一つの手段にすぎないからです。
「人脈を繋げたことでどう利益が得られるのか」や
「ネタを仕入れたことでどう利益に結び付けるのか」
という「目的」が重要です。目的が見えないのに手段を手に入れても意味がありません。
ひょっとしたら人脈とネタを手に入れたことで、
ビジネスのヒントを思いつく可能性も0ではありませんが、効率的とは言えません。
そういう意味でやはり
「お金に変えられるビジョンが見えないセミナーや交流会」への参加は、
「限りなく無駄に近い時間」でしょう。
サラリーマンではなく、
副業を含めて自分でビジネスを行う事業者は
有限である時間をいかに無駄にせず効率よく稼ぐかが重要です。
そのために「このセミナー(交流会・飲み会)は、利益につながっているのか?」
を考え、見極めて参加するセミナーや飲み会に参加してください。
セミナーや交流会ではなく、「個人的な飲み会」や
「飲み会に限りなく近いはセミナー・交流会」はもっと「無駄な時間」です。
もちろん時々息抜きをするのは大事です。友人たちと飲んで英気を養うことで、
ビジネスへのモチベーションが高まることもあるでしょう。
なので、もし行くのであれば、ダラダラせず時間をきっちり決めて参加しましょう。
ダラダラとした飲み会は、
「生産性」「ビジネス」の観点から見ると「無駄」と言わざるを得ません。
時間を使っているのに将来的な利益に繋がらず、
本来利益を得られるはずのビジネスをやる時間を潰し、
飲み会のためのお金を使いと2重、3重の無駄です。
繰り返しになりますが、生産性のない飲み会自体を否定するものではありません。
ただ、息抜きばかりしていたら稼げない、と言っているのです。
参加したいセミナーや交流会、
飲み会がいくつもある場合はきちんと優先順位や取捨選択をきちんと行い、
「利益に繋がる集まりに優先的に参加する」を心がけましょう。
なお、補足として「無駄な飲み会の中で最も無駄な時間」についても解説しておきます。
無駄な飲み会自体は「気晴らし」という、若干ですが生産性にプラスの影響を与えます。
ですが、以下の話が出てくる飲み会は若干のプラスどころか大きなマイナスになります。
・会社や仕事、家庭の愚痴
・同僚・友人・家族の悪口
・誰かに対する否定や非難
つまり「聞いてて嫌な気分になる何の生産性もないネガティブな話題」が出てきた時です。
上記の話題ばかりの飲み会、もしくは上記の話題に移ったら、
その飲み会からはさっさと帰ることをおすすめします。
悪口や卑屈な言動を聞いたところで気分が良くなることはありませんし、
さらに聞き続けていると、
こちらも影響されてネガティブ思考やマイナス思考に陥りやすくなります。
そうなると、1円の価値もないどころか大きなマイナスです。
さっさと帰って仕事したほうがはるかに有意義ですし、
なんならぼーッとしたり寝て体を休めたほうがはるかにマシです。
楽な方向ばかり選んでいませんか?
人生は選択の連続です。しかも選択は、
日々の平穏な生活や頑張ってビジネスを進めている最中にある日突然、
予告なくやってきます。
選択の難易度は様々で、即断即決できるどうでもいいものから、
何日考えても答えの出ない難解なものまであります。
こうした選択が突然やってきた時、あなたは何を基準にして選択していますか?
多くの人は、おそらく無難な方やリスクが少ない方を選ぶはずです。
つまり「簡単で楽な方」です。
誰しもわざわざリスクの高い方を選んだり、
しなくていい面倒なことは避けたいですよね。
「回避できる面倒には関わらない」「先延ばしできる問題はできる限り後回しにする」
人間とはそういうものです。
決してこれ自体を責めるつもりも非難するつもりもありません。
ただ、こうした簡単な選択や楽な選択ばかりをする癖が付くと、
次第に「やらなくてはいけない事」「先延ばしにできない事」も
無理やり回避したり先延ばししようとしてしまいます。
つまり「逃げ癖」がつくのです。
問題を回避するとか、先送りする逃げ癖がつき、
楽な選択ばかりするようになるとどんどん楽な方向に流される癖がつき、
やがて「問題そのものから目を背ける」ようになります。
ここまでくると逃げ癖というより「現実逃避癖」、はっきり言えばダメ人間です。
もちろんそうなるとビジネスどころではありません。
まず間違いなく破綻するでしょう。
そのため、選択を迫られたときは「楽かどうか」ではなく、
「必要か不要か」や「有益か無益か」で判断してください。
例えば「不要で無益」ならやる必要はありませんし、
「必要で有益」であれば辛かろうが面倒であろうが絶対やらなくてはいけません。
このように「必要か不要か」や「有益か無益か」で判断すると、
選択する際にブレない「絶対基準」が自分の中に出来上がります。
すると楽な方に流されて大切な判断を誤ることがなくなり、
逆にしなくてもいい苦労や面倒を即判断して素早く避けられるようになります。
基本的に「必要か不要か」や「有益か無益か」で判断すれば、
選択を間違えたり悩んだりすることはありません。
ただ、もし優先度が同じくらいの選択が来た場合は、
無理のない範囲で「辛い方」を選びましょう。
なぜなら辛い時こそ人は成長できるからです。
これは決していい加減な精神論ではなく、
先ほど解説したように、人間は楽な方を選ぶと精神や思考が退化していきます。
なぜなら、楽な方は「今自分が持っている知識とスキルだけで対応できる」からで、
新しい発見や刺激がほぼありません。
逆に今持っている知識やスキルで対応できない辛い選択をすると、
乗り越えたときに今まで持っていなかった新たな知識やスキルが身に付きます。
ビジネスは常に成長させていかなければいけない物で、
そのためにはビジネスを行う事業者自身が常に成長していく必要があります。
特に昨今のビジネスは変化のスピードが異常とも言える速さで移り変わっているので、
成長を止めたらすぐに取り残されてしまいます。
私も最初は商品リサーチのスキルも、
商品企画の知識もまったく持っていませんでした。
一から調べ、悩み、苦しむような面倒な作業を1個1個進めて、
今のビジネスの基礎を築きました。
この繰り返しで、良い商品を扱えるようになる、販売できるようになる。
しかも、どんな困難も一度乗り越えてしまえば
次は対応できる知識とスキルを持った状態なので、最初の時よりも楽で簡単です。
これが「成長」です。
もちろん成長した暁には、
「ビジネスの利益」「金銭的・精神的な余裕」というご褒美が待っています。
しかもこの時点で、
今までの辛い選択や問題は大した問題ではなくなっているので、よりレベルの高い、
でもその分ご褒美も大きい新たな問題にチャレンジできます。
この「正のスパイラル」に入ると、
ビジネスは雪だるまのようにどんどん転がって大きくなるでしょう。
以上のことから、
何か選択を迫られるような事態になった時はできるだけ
「辛い方・困難な方」をおすすめします。
コメントを残す