成功するマインド「行動の起こし方」について
今回は物販や輸入の具体的なノウハウではなく、
ビジネスを成功させるための「マインド」についてお話させていただきます。
マインド論ではよく「とにかく行動を起こせ」とか
「動かないと現状は変わらない」といったフレーズを目にします。
行動を起こすことについては筆者も賛成で、異論はまったくないのですが、
よく考えると当たり前というか、誰もが分かっていることです。
ですが、「行動を起こせ」とはよく目や耳にするものの、
行動を起こすためのマインドをもう少し深堀りした話はあまり見たことがありません。
・「どう動いたらいいのか」
・「動いてそのあとどうしたらいいのか」
・「行動を維持し続けるためにはどうしたらいいのか」
そこで今回は「行動を起こす」を深掘りし、筆者が考える行動の起こし方、
起こした行動を継続する思考について解説します。
今回、「行動を起こす」3つのアクション・パートごとに分けました。
1,行動する前の考え方
2,行動を継続する考え方
3,やりぬくための考え方
各パートについて詳しく解説していきます。
行動する前の考え方:「今やる・必ずやる・できるまでやる」
筆者は以前ベンチャー企業に勤めていましたが、
そこでは「今やる・必ずやる・できるまでやる」を徹底的に叩き込まれました。
かなり昔の話ですが、今思えばブラック企業っぽい教えですね。
もちろん今の時代、この考えを他人に必要以上に強制してしまうと
ブラック企業認定されてしまいます。
ですが、事業者となった自分に対して、
自分を律する心構えとして持っておく分には何の問題もありません。
他人に強制するとかなりのパワハラワードですが、自分を自分で追い込み、
行動を起こして事業をスタートさせるためには非常に大事な心構えだと思っています。
ビジネスがうまくいかない、スムーズに立ち上がらない理由のほとんどが
「先延ばし」にあります。
「後でやろう、はバカヤロウ」
こんな言葉もあるくらい、先延ばしは何一ついいことがないダメなパターンです。
「鉄は熱いうちに打て」というように、
基本的に人間は「思いついた瞬間」に一番エネルギーを持っています。
そして思いついた瞬間から、それ以降は徐々にエネルギーが下がるというか、
情熱が冷めていきます。
だからやると決めたら「今やる」しかありません。
1秒後でも10分後でもなく「今」です。
もし後回しにしてしまうと、その間に次々と新しいことが入ってくるので
後回しにした案件はさらに後回しになります。
なぜなら「あとでやろう」と考えてしまった案件は、
もう自分の中でエネルギーが下がってしまったため優先度が低くなっているからです。
そうして「後でやろう」「もうちょっと後でやろう」を繰り返し、
気が付いたら結局やらなかった、となるのです。
「今やらないなら、いつまで経ってもできない」を自覚しましょう。
始めてもいないことは継続できませんし、成功しません。
逆に「今やる・必ずやる・できるまでやる」を実践すれば、
「後でやろう⇒後でやろう⇒やらなかった」
の悪循環を断ち切って好循環に持っていけるはずです。
この考え方が身に付けば、どんな状況にも応用できますし、
今後も常にビジネスチャンスをつかみに行けます。
行動を継続する考え方:「仮想敵を作る」
物事を継続する「やる気」や「モチベーション」は、
「出るもの」ではなく「出すもの」です。
「やる気が出ないからやらない」はただの言い訳・甘えにすぎないと思っています。
サラリーマンならやる気がなくても、
最低限の仕事さえしていれば会社から一定の給料が保証されるかもしれません。
ですが、独立して事業を起こしてしまったら、
やる気の有無なんて関係なしに「やらなければならない」のです。
やる気の有無を理由に仕事をしたりしなかったりすれば、
たちまち収入が減少したり不安定になり、生活に困窮してしまうでしょう。
だから「やる気を出す」になるわけですが、
そうはいっても「やる気よ!出ろ!」の自己暗示では弱いというか、
どうしようもない時だって多々あります。
そこで筆者は、自分のやる気を出すために毎回「仮想敵」を設定しています。
仮想敵とは、
「現実には敵ではないものの、自分の中で敵として認識している存在」
のことです。
人は多くの場合、「外部からの刺激」や「外部への刺激」、
つまり「自分以外の存在」があるとやる気がアップします。
例えば自己啓発セミナーに参加したり、
ビジネス本を読んだりして刺激に触れると
やる気やモチベーションが一時的にアップしますよね。
ですが、本はともかくセミナーに毎日参加するわけにはいきませんので、
一時的に上がったモチベ―ションも日に日に落ちていきます。
他にも「自由が欲しい」「車が欲しい」「海外旅行に行きたい」といった欲求、
自己実現もモチベーションを上げるのに有効ですが、
こちらもやはり一時的にやる気は出るものの、
長期的に維持するには若干エネルギー不足です。
「あの車を買うぞ!」で
何日も、何カ月もモチベーションを維持できる人はあまり多くないでしょう。
そこで利用したいのが、
外部に仮想敵を作ることで生まれる「怒りのエネルギー」です。
怒り、負のエネルギーというものはとても強いものです。
例えば以下のような状況を思い出して見て下さい。
・他の人に収入をバカにされた
・副業へのチャレンジを笑われた
・高級な車や時計でマウントを取られた
こういう経験がある方は、
多分今それを思い出してふつふつと怒りが湧いてきたはずです。
しかも一度思い出すと、しばらくずっとムカついたままですよね。
怒りの感情やエネルギーは瞬間的に大量のエネルギーを生み、
しかも長期間持続します。
この怒りのエネルギーを燃料にして、長期間やる気を燃やすのです。
数年単位の超長期的なモチベーションの維持は
「車や時計が欲しい」という自己実現・願望でもOKです。
ですが、数か月くらいの短期~中長期的な一番重要なモチベーションを保つ際は、
仮想敵を作るのがおすすめです。
この仮想的ですが、できる限り具体的な、できれば身近な特定の人物が良いです。
例えば苦手な同僚や上司、社長、
もしくはどうしてもそりの合わない知り合いや家族。
こうした存在を仮想敵にして、「いつかお前を見返してやる!」
なんて気持ちで怒りのエネルギーでやる気を引き出しましょう。
政治家やタレントといった遠い存在だとリアリティに欠けるため、
いまいち真剣に怒りを抱けません。(それで怒りを抱けるのならそれでもOKです)
もちろんあくまでも「仮想敵」なので、本当に嫌わないように注意してください。
やりぬくための考え方:「なりふり構わずギリギリまで努力する」
「なりふり構わずギリギリまで努力する」
こう書くと改めて当たり前すぎる話ですが、なんだかふわっとしているというか、
ぼんやりしていて大事な個所が分かりにくいですね。
そこでこれを、3つに分けてみましょう。
・「なりふり構わず」
・「ギリギリまで」
・「努力する」
この3つのフレーズで、一番重要なポイントはどこでしょうか。
正解は「なりふり構わず」です。
「ギリギリまで」やるのも、「努力する」のも当たり前で、
改めて言うことでもありません。
では、なぜ「なりふり構わず」が正解なのか。
人は批判されたくない生き物で、
ビジネスに限らず必ず「ダメだった時の言い訳」を用意します。
例えば異性に告白して断られた時も「元々釣り合っていなかった」とか、
「そこまで本気じゃなかった」なんて理由をつけて
見栄を張ってダメージを最小限に抑えようとします。
ビジネスでも同様で、失敗したり行動が起こせなかったりすると、
「本業が忙しかった」「用事が多くて」
「家族との時間を犠牲にしてまでやるものじゃない」
とか言い出してしまうのです。
要は「本気でやればうまくいったけど、今回は〇〇があったから失敗した」と、
周囲に失敗の理由をアピールしたいだけなのです。
ビジネスを成功させる人、させた人は、そんなことを考えません。
外聞とか体裁とか見栄といった物をすべて捨て、
それこそなりふり構わずビジネスに集中します。
事業の失敗にあれこれ言い訳つけても周囲は納得しません。
なぜなら事業者はビジネスのプロだからです。
例えばプロスポーツ選手が「練習時間が取れなかったから負けた」なんて言って、
誰が納得するのでしょうか。
アマチュアや趣味なら失敗に言い訳を付けても良いでしょう。
ですが、プロは「成功」か「失敗」か、結果が全てです。
そんな厳しい世界において、
それでも「失敗した時にダメージを最小限にしたい」のであれば、
むしろ言い訳や理由をつけず、真剣に、なりふり構わず打ち込みましょう。
本当にかっこ悪いのは「失敗した人」ではなく、
「失敗して言い訳している人」です。
死ぬ気で打ち込み、その結果の失敗であれば誰も笑いませんし、
万が一笑うような人がいたとしても、
そんな心のすさんだ方の批判や非難には1mmも耳を傾ける必要はありません。
・「今やる・必ずやる・できるまでやる」
・「仮想敵を作る」
・「なりふり構わずギリギリまで努力する」
行動を起こす、そして起こした行動を持続させるには今回紹介したこの3つが必要です。
なかなか行動を起こせない、起こした行動を持続させられない方は
ぜひ今回の内容を実践してみてください。
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