季節商品を扱うかどうか、は永遠の課題。
皆さん
こんにちは。梅田潤です。
「季節商品を扱うかどうか」
これはけっこう問い合わせがあります。
コンサル生でもそうですが、
季節商品の爆発力ってかなりありますので
魅力的に映るのもしかたありません。
こういう場合、たいていは
季節商品は売り逃すと危ないからやめておけ。
という話になりがちです。
ですが、実は「季節商品」といっても
2種類あるのを知っていますか?
それは、季節要因に左右されるものと
されないものです。
この「季節要因」とは何かと言うと
答えは簡単。「天気」です。
今年の夏は記録的猛暑、と言うよりも
むしろ災害ではないかと言われているほど暑いのです。
夏=暑い=売れるものがあります。
例えば、かき氷器、クーラー、扇風機、
クーラーボックスや製氷機もそうですね。
また、外に出る機会が増えるので
アウトドアやスポーツ、外遊び関係の商品も
軒並み売り上げが上がります。
しかし、実際に気温が上がってきて
今年の夏の予報は6月頃から出ていますが
正確にわかるのはおおよそ2週間程度前です
で、本当に気温が上がったのを確認してから
商品を取り揃えていたのでは確実に乗り遅れます。
ですのでもっと早い段階から今年の夏を見越して
商品を手配するくらいの感覚が必要です。
しかし、これが大変、リスキーなわけです。
今年のような猛暑もあれば反対に冷夏と言って
基本が上がらず雨が多い、みたいな夏もあります。
猛暑を予想して商品を手配しているのに
冷夏になってしまったら在庫の山になるのは目に見えています。
そんなリスクを回避するために
「天候デリバティブ」と呼ばれる
天気が良そうに反した時に
補償が受けられる一種の保険のようなものまであります。
個人では「天候デリバティブ」を利用するなんてことは
ほぼ不可能なので、これが季節商品=危険という
意味になっているのだと予想できます。
では、季節商品は全て扱わないほうが良いのか、
となるとそうでもありません。
もう一つの「季節商品」なら慎重にやれば
扱うことも可能です。
この、もう一つの季節商品とは、
イベントです。
直近ではハロウィンがありクリスマス、
バレンタイン、ホワイトデーと続きます。
これらはあまり季節要因に左右されにくいので
これらに関連する商品であれば扱うのも無しではありません。
ただし、季節商品であることに間違いはないので
撤退する時期を間違えると
それはそれで、在庫が大変なことになります。
この撤退する時期を間違えないことが
「慎重に」の意味になりますが
逆に言えば、そこさえポイントを抑えておけば
非常に良い販売時期ですので
大いに活用できます。
必要以上にビビらずに、でも慎重に進めて
季節商品を扱い売上の山を作っていきましょう、
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