“粗利益と値入れの違い”(知らないとヤバい)
皆さん
こんにちは梅田潤です。
さて、12月11日1時59分に終了の
「Amazonサイバーマンデー」
あなたの調子はどうだったでしょうか。
良く売れた、売れなかったとか色々あると思います。
こういうセールでは当たり外れがありますので
十分に在庫を持っていて
売り逃しが出ないようにするのは
なかなか難しいものがあります。
実際に売れる商品に偏りが出たりしますので
何でもかんでも在庫を積むのは怖すぎますし
予想外の商品が突然売れたりもします。
1回や2回くらい経験しただけでは
満足のいく結果を求めるのは難しいのですが
今年の結果を振り返り来年に活かしていきましょう。
例えば、いつから売れ始めたのかを
きちんと振り返って調べれば
来年のいつ頃に在庫を積まなければいけないかが分かりますし
その為にはいつまでに発注しなければいけないかもわかります。
こうやって毎年の経験を積み重ねていけば
最大限の売上を立てられると思いますよ。
さて、本日のテーマ“粗利益と値入れの違い”
ですが、コレを知らないとヤバいです。
なぜなら、今言った振り返りができないからです。
誰しも商品を仕入れて販売する前に
どのくらいの売上と利益が出そうなのか
予測をして仕入量を決めます。
その時に全然、儲からないことが分かれば
仕入をおこしません。
逆に儲かりそうだとなれば仕入れ量を増やしますね。
この時、実はまだ利益は確定していなくて
タダの「皮算用」ということはわかりるでしょうか。
予約注文の商品を手配している訳ではないので
仕入れた後に販売して初めて「利益」が生まれますよね。
その際にもし、予想した利益と実際の利益に
差が出たらどうしましょう?
そんなことは特に気にしていませんか?
結果的に売れた時に利益を計算すれば
OKと思っている人も多いかもしれませんが
それは、あくまで結果論であって
言葉を悪くすれば「行き当たりばったり」です。
仕入れをする時に考えることは
いつまでに売り切れるのかと利益額です。
そしてその予想した利益額を元に
色々なことにお金を使える訳です。
なのに予想と実際が異なっていたら大変です。
次の仕入や支払いのお金が足らない!
最悪の場合、こんなことにもなりかねません。
そこで大事になってくるのが
「値入れと粗利益」です。
簡単に説明すると
「値入れ」は仕入れた時点での予想利益
「粗利益」は販売後の実際に出た利益
を指します。
値入は予測、粗利益は結果です。
計算方法はどちらも同じで、仕入額÷販売(予定)価格です。
例えば、1000円で商品を仕入れ、
販売予定価格が2000円だったが、実際は1500円で売れた
という場合は
値入率は50%ですが、粗利益率は33.3%となります。
この差がなぜ生まれたのかを振り返って
しっかりと考えて次につなげないと
あなたの仕入れ力は一向に向上しません。
常に結果論になりますので
仕入時の利益予測は皮算用そのもので
「やってみないと分からない」レベルです。
現実的には値入と粗利が一緒ということは
ほとんどありませんがその差が小さいほど
仕入力がありしっかりと利益の確保ができます。
誰もが求めている「安定した利益」は
単に利益が良い商品を見つけて売るとか
物流費などのコストを下げるとかそういった事だけではありません。
狙った利益を狙い通り作ることも
安定した利益には欠かせない要素です。
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