一番の恐怖は収入が途絶えること
オークファンを退職し1年が経過しました。
1年前に独立する時は
本当に怖くてしかたがありませんでした。
何が「怖い」かというと色々ありますが、
一番怖かったのは収入が途絶えてしまわないか、です。
辞める前にある程度の目処は付けていましたが、
やはり、毎月お給料を頂いていた頃とは
気持ち的にだいぶ差があります。
それがリスクという人もいますが、
逆に会社に勤めてお給料を頂いていることが
ノーリスクかと言えばそうとも言えません。
「安定している」と思いますか?
今、勤めている会社も初代の社長が独立をしてくれたから
あなたが現在、働けています。
そして、社員を雇い給料が払えるまでに成長させてくれた
そのおかげです。
そして、会社を安定させようとみんな頑張ります。
そんな会社に勤めているあなたは
「安定している」と思いますか?
確かに、よほど変なことをしない限り、
朝、出勤して仕事をこなし、退社する毎日を繰り返せば
毎月決まった日にお給料が
指定した銀行等の口座に振り込まれます。
会社によってはボーナスもあるでしょう。
これが「安定」と感じる理由かもしれません。
私もサラリーマン時代にはこれが「安定」と思っていました。
安定と聞くとあたかも
リスクが存在していないかのように聞こえますが、
ところがリスクはしっかり存在しています。
会社の場合はみんなで分担
例えば、会社の業績が悪化して経営が傾くかもしれない、
誰かが不祥事を起こすかもしれない、
すると、人員削減(リストラ)や最悪の場合、
倒産、つまり明日から会社が無くなることもあり得ます。
では、なぜ会社にいると安定していると思ってしまうのでしょうか。
それは、会社にいるうえで存在するリスクは
他の人と分担しているからです。
もちろんあなたもその中に含まれます。
他の人とは社長や取締役、部長などの上司、同僚など
ようするに会社に所属する人全員です。
独立(1人の場合)はそのリスクを1人で担いますが
部署や役職、ポジションによって大小はあるものの
会社の場合はその責任をみんなで分担しているに過ぎません。
なので、他の誰からの失敗であなたに影響が出ないとも限りません。
一番簡単な例で言えば、
経営の失敗でリストラまたは倒産、というパターンです。
いくらあなたが誠実に仕事をして利益を上げていても関係ありません。
会社全体としての業績が悪くなればそれはやってきます。
会社経営というリスクを社長に任せていた訳ですから、
ある意味で仕方がありません。
最後に
そういう風に考えると、
勤めている時と独立をした時の
リスクというものは、実は別の物ではなく、
同じようなもので、それが形と場所を変えて
存在しているので少し感じにくくなっているだけなんですよね。
結局のところ誰のせいか、原因は何かは
それぞれありますが、
仕事が無くなる、収入が途絶えるリスクは
勤めようが独立しようがあるのです。
だから、独立=リスク、会社にいること=安定ではありません。
むしろ、「もしかしたら収入が途絶えるかもしれない」こと、
そのことに気が付いてない、もしくは気が付いていても
何も行動を起こしていないことこそが本当のリスクです。
【梅田 潤】amazonと中国輸入で独立した元オークファンで現役のセラー
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