季節商品を扱う時に注意すること
中国輸入に限らず、どんな輸入、輸出でも
物販を行う以上、季節商品は存在します。
この季節商品を扱うにあたっては注意することがいくつかあります。
その中から3つをお伝えします。
1.参入前にやるべきこと
2.在庫
3.撤退のタイミング
それでは、ひとつずつ見ていきます。
1.参入前にやるべきこと
まず、参入前にすべきこととして、前年の傾向を調べておくことがあげられます。
なぜなら、季節商品はそのシーズンが始まってから
動向を確認して、商品を手配していたのでは、完全に乗り遅れるからです。
輸入の場合は、最低でも納品に2週間前後を要しますが、
季節という限られた時間の中で販売しなければならないのに
この2週間のロスは痛すぎます。
さらに、もっとも購買意欲の高いお客様は
シーズンの到来と共に買いますので、
このお客様も逃してしまうダブルパンチを食らうわけです。
ですので、前年の何時くらいから売り上げが上がり始めたのか?
どんな商品が売れていたのか?
相乗りの場合は、昨年のどの時期からランキングが上がっていたのか?
など事前に調べて、その始まりの段階では在庫はもちろん、
新規出品の場合は、さらにその前に出品を完了させておかなくては
アマゾンやグーグルの検索にのってきませんので
シーズンの始まりから逆算しておく必要があります。
2.在庫
季節商品の特徴としてある一定の期間に急激に売り上げがあがります。
そのため、テスト販売以降の在庫については、
ある程度の数量は持つ必要があります。
1に関連するのですが、季節商品が売れる期間はそれほど長くありません。
その時に在庫切れになっていては立てられる売り上げもたちません。
予約販売にすればい良いのでは?という方法も考えられなくはありません。
しかしながだ、買う側の立場ら考えた時に、
季節商品を買うお客様は「今欲しい」のです。
よほどのお買い得か珍しい商品などで無い限り、
予約で買うことは少なく、おそらく他の似たような商品に流れて行ってしまうでしょう。
3.撤退のタイミング
参入のタイミングよりも難しいのがこの撤退のタイミングです。
このタイミングを間違うと、大量の在庫を残してしまいます。
その状態で処分を敢行すると、それまで積み上げた利益を
全て吐き出してしまうことにもなりかねません。
また、次のシーズンまで在庫として取っておく方法もありますが、
1年も在庫するとその間、お金を眠らせることになりますので
当然、資金繰りが悪化します。どちらにしても困難な状況が待っている訳です。
ですので、撤退のタイミングは間違えないようにしてください。
言い換えれば在庫投入のタイミングの見極めでもあります。
最後に
私達、個人は資金が豊富ではありませんので、
ギリギリまでの販売を狙わずに、シーズンが終了する少し前、
まだ売れている時に腹八分で抑えて撤退していくのが賢明です。
【梅田 潤】amazonと中国輸入で独立した元オークファンの現役セラー
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