デントヘルスっていうバカ高い歯ブラシからOEMを考えると。
皆さん
こんにちは。梅田潤です。
あなたは「デントヘルス」という
バカ高い歯ブラシを知っていますか?
CMでもやっているので
名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。
北大路欣也さん(ソフトバンクのお父さんの声の人)が出ています。
で、どのくらい高いかというと、
1本で400円前後します。
アマゾンでも310円しますので
一般的な歯ブラシの1.5~2倍くらいの価格設定です。
本当に高い。
たかが歯ブラシにこんなにお金をかける人がいのるかと。。。
はい、私です。
最近私はこの歯ブラシを使っています。
別に、金あります自慢をしたい訳じゃありません。
タイトルにもあるように
このデントヘルスからOEMについて考えたいと思います。
アマゾンのページをみても
汚れをかき出す、歯ぐきをマッサージ、歯槽膿漏対策
など割と一般的なことしか書いていません。
なのに、こんなに高く売っていてしかも売れているのか。
それを考えるとあなたがOEMを制作する時の
大きなヒントになってくれます。
ページ上では誇大広告とならないように
純粋に仕様だけを明記している感じですが、
私がこの商品を買ってみようと思ったキッカケは
そのコンセプトにあります。
キャッチコピー的に記載されているのですが、
「今ある歯を1本でも多く残す」
です。
このコンセプトがスバラシイ。
なぜなら、他の一般的な歯ブラシは
まず、万人受けするものになりがちです。
謳い文句には大きな差別化はしにくいのが現状で
歯や口のこととなると
歯垢や虫歯、歯槽膿漏、口臭などと決まっています。
その中にありながら
「今ある歯を1本でも多く残す」
とコンセプトを設定することで
この歯ブラシのターゲットが明確になっています。
子どもや若い人は虫歯や口臭は気にしても
永久歯が抜けてしまうことを心配する人はあまりいません。
それに対して中年以降になってくると
虫歯の他に歯槽膿漏など歯周病にも気をつかってきます。
また、老後のこともじわじわと
実感が出てきて葉も含めた健康について
真剣に考え始めています。
そして何よりもお金もある程度あります。
そして、実際に手に取って使った時に、
彼らが満足する機能を内容を備えている
それも圧倒的なものです。
それを元にして製品が考えられています。
なので、ターゲットは
「老後、健康を考えている中年以降の大人が使いたい歯ブラシ」
そしてこの歯ブラシを使うことで
期待されていることを一言で表現すると、
「今ある歯を1本でも多く残す」
になるのです。
これだけ明確なターゲットが絞られているので
あとはそれに基づいた製品を作るのみです。
で、実際に使ってみた感想ですが
本当に圧倒的です。
正直、初めて口入れた瞬間から驚いて
「スゲー!!」ってなりました。
これならいつもの歯ブラシの倍の金額を出しても
惜しくないと思いました。
多分というか間違いなくリピートします。
つまり、あなたがOEMを作るときに
何を考えれば良いのかがこの「デントヘルス」の
事例から見えてくると思います。
製品を作っていくとなると
漠然と商品を作ってもうれません。
作ってから考えようでは遅すぎますので
作る前にしっかりと考えて、
売っていくことが一番大事なことです。
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