最高に良い商品を作ろう!…
皆さん
こんにちは。梅田潤です。
商品を作る際に意識することは
まず「良い商品を作る」こと。
こう考えている人が大多数だと思います。
誰に向けてどんな商品でクオリティ高く、
みたいな感じで作っていくとだいたいどこでも
同じような事が言われていますよね。
ターゲットとかペルソナの設定とか
言い方は色々ありますがだいたいそんな感じです。
で、これを鵜呑みにして商品を作ると
かなり間違った方向に進んでしまうので要注意です。
そのポイントはいくつかありますが
そのうちのひとつに
「最高に良い商品を作れば売れる」
という勘違いがあります。
商品制作でよく言われる、
お客様が求めいている商品とは
あなたの思う最高に良い商品とは限りません。
また、あなたが思っている良い商品と
お客様が思っている良い商品にはギャップがあります。
つまり、自分の感覚で良い商品を作っても
それが受け入れられないことはよくあります。
端的に言えば
最高に良い商品が売れる
のではなく
売れたものが最高に良い商品
という現実を知っていなければなりません。
ペルソナの設定も大事ですが
ペルソナは簡単に移動ができます。
例えば傘を作ろうとしたとします。
最初のペルソナ設定で
10後半~20代の働いている女性
通勤にも普段荷も使えるちょっとデザイン性の高い傘
(だいぶはしょってますが・・・)
を作ることにしました。
色々やっているとこだわりが出てきて
防水性を上げて、柄や持ち手の素材を替えて…
などをやってどんどん「良い傘」に仕上げていった結果
どうしても価格が上がっってしまった。
ここで、ターゲットに合わせて
素材などを見直せばいいのですが、
「良い商品を作る」に固執すると
自分的にできた「良い商品」の程度を落とすことに
すごい抵抗感を感じるようになります。
そうすると何をやるかというと
売っていく対象を替えれば良いんだー
という結論に至り、ペルソナをいじり
ターゲットの選定を替えてしまいます。
さっきの例で言うと
10後半~20代の働いている女性を
30~40代の働いている女性にすればお金もあるしー
てな感じです。
これでこの傘を作るということの根本が変わったのが
わかるでしょうか?
最初は誰にどんな商品を売る、としていたのが
この商品を誰に売る、になっていますね。
特に商品制作をこれからやろという人に
やりがちなことです。
結構極端にしましたがこうやってつくった商品は
まず売れないと思います。
良い商品=売れるではないですね。
きつい言い方をすれば
あなたの思う最高に良い商品なんて
がんばって作る必要はなくて
そこそこ良い商品を広く多く売ったほうが
世間的に見れば「最高に良い商品」という事になります。
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